市民探鳥会レポート(11月)

東屋からの観察
東屋からの観察

 

こんにちは。

 

毎月恒例の市民探鳥会が、11月13日(土)に開催されました。

市民探鳥会は、今回が今年最後の開催です。

 

開催場所は、いつもどおり信濃川河川敷(千秋が原ふるさとの森周辺)です。

 

 

朝は雨が降っていたため、ふるさとの森にある東屋の中から野鳥を観察しました。

雨宿りするカラス
雨宿りするカラス

 

東屋から周辺を見ていると、セキレイやシジュウカラが雨をものともせず元気に動き回っており、シジュウカラは何回か目の前の木に止まってくれました。

やはり野鳥は、人間が歩いているときよりも、立ち止まっているときの方が近くまで来てくれるようですね。

もちろん鳥の種類にもよりますが。

 

カラスもシジュウカラたちと同様に、雨の中で飛び回っていました。

でも何気なしに土手の方を見てみると、土手沿いにある東屋の中でカラスが2羽、雨宿りをしていました。

カラスも、やはり体が濡れるのは嫌なのでしょうね。

 

土手を越えて河川敷へ
土手を越えて河川敷へ

  

9時過ぎになると、しだいに雨が弱まって空に晴れ間が見えてきたので、土手を越えて、信濃川の方に移動しながら探鳥することになりました。

 

やはり11月だけあって、ジョウビタキなどの冬鳥もだいぶ増えていますね。

藪の中から、ツグミやベニマシコの鳴き声も聞こえました。

 

見渡すと、紅葉が終わって葉をほとんど落とした木々もちらほら見られました。

葉が無いおかげで野鳥たちを見つけやすかったです。

ただし、枝に残った葉が風で揺れていたり、葉が枝から落ちていく様子を遠くから見ると、小鳥に見えててしまうことがあります。なので、「野鳥だ!」と思って双眼鏡を覗いてはガッカリするということが何度もありました。

この時期には、よくある話です。

翼を広げるノスリ
翼を広げるノスリ

 

道中、サービス精神旺盛なノスリがいて、一行の前に何度も姿を現してくれました。

左の写真は、ノスリが雨に濡れた翼を広げて乾かしている様子です。

濡れた翼では体が重くなって飛びづらいのでしょうね。

普段はあまり見られない光景でした。

 

その後、川の方に向かっていくと、上空をハクチョウが飛んでいきました。

これから田んぼでお食事タイムなのでしょうね。

カモの群れ
カモの群れ

 

信濃川の水面では、大量のカモ達が群れていて、イモ洗い状態でした。

写真ではわからないですが、コガモ、マガモ、ヒドリガモが確認できました。

 

その後は、川沿いの道を歩いていき、ホオジロ・カシラダカ・カワラヒワなどに出会えたほか、トビが上空を旋回しながら近づいてきてくれたので、ゆっくりと観察することが出来ました。

探鳥会の様子
探鳥会の様子

 

今回の市民探鳥会は、前半は天気に恵まれませんでしたが、後半に青空が出てくれたこともあり、たくさんの野鳥と出会うことができて、充実した探鳥会でした。

 

今年の市民探鳥会は、これで最後なのが残念ですが、来年の4月から始まる市民探鳥会が今から楽しみです。

 

 

【出現種】

シジュウカラ・ハクセキレイ・ハシボソガラス・カワラヒワ・モズ・ハシブトガラス・ノスリ・ツグミ・ホオジロ・カシラダカ・ジョウビタキ・アオジ・ベニマシコ・キジバト・マガモ・コガモ・カワウ・ヒヨドリ・セグロセキレイ・ダイサギ・トビ・スズメ・ハクチョウsp.・ムクドリ・コゲラ・ヒドリガモ 26種類

 

(H.T.)