長岡の野鳥

多くの自然にかこまれた長岡市では、探鳥会や調査・研究を通して、これまでに200種以上もの野鳥が確認されています。
自然の中に目を向けると、一年を通して身近で出会える鳥たちのほか、季節ごとに移動する渡り鳥、ハクチョウやカモ等の水鳥、タカ・ワシ・フクロウ等の猛禽類など、とても面白い生態をもった野鳥たちに出会うことができます。


このコーナーでは、長岡市の周辺で出会えるおもな野鳥たちを、観察できる季節ごとにグループに分けてご紹介します。

 ご覧になりたい野鳥のグループをお選びください


 


季節を代表する野鳥や身近な野鳥を、観察できる月ごとにスケジュール表にまとめました。

各季節ごとに観察できる野鳥をご確認いただけます。

ぜひ、これからのバードウォッチングにお役立てください!


季節の野鳥   用語解説


日本で観察できる多くの野鳥は、越冬や繁殖などの目的で季節によって一定の距離を移動しています。

移動する距離は野鳥の種類によって様々ですが、とくに日本と海外とを移動(渡り)するものを『渡り鳥』といいます。

 

移動や渡りの方式によって、大きく分けると以下のようなグループに分けられます。

留鳥(りゅうちょう)

年間を通してほぼ同じ地域で生活を行う野鳥です。

普段身近でよく見かける鳥の多くは、この留鳥に分類されます。

【例】スズメ,カラス類,キジなど

 

※写真はスズメ

 

漂鳥(ひょうちょう)

季節によって移動しますが、山地⇔平地や北海道⇔本州など、渡り鳥に比べて小規模の移動をする野鳥です。

【例】ウグイス,カワラヒワ,メジロ,ヒヨドリなど

 

※写真はウグイス

 

夏鳥(なつどり)

繁殖するために、春から初夏の頃に南の国から日本に渡来して、秋にまた南の国に去っていく渡り鳥です。

【例】ツバメ,オオルリ,キビタキ,カッコウ,サシバなど

 

※写真はキビタキ

 


冬鳥(ふゆどり)

冬を越すために秋に北の国から日本に渡来して、春にまた北の国に去っていく渡り鳥のことで、日本ではシベリア方面から渡来するものが多いです。

【例】ツグミ,ジョウビタキ,オジロワシ,カモ類,ハクチョウ類など

 

※写真はオオハクチョウ

 

旅鳥(たびどり)

春や秋の一時期だけ、渡りの途中で日本に立ち寄る渡り鳥です。

運が良ければ、主に水辺で出会うことができます。

【例】アジサシ類,シギ類,チドリ類など

 

※写真はムナグロ(チドリの仲間)

 

迷鳥(めいちょう)

渡りの途中に台風で流されてきたり、迷ってしまったりして、本来の渡りのコースから外れて新潟県に飛来した野鳥のことで、渡り鳥であることが多いです。

 

※写真はマナヅル