探鳥Q&A

野鳥Q&Aでは、長岡野鳥の会に寄せられるよくある質問や、野鳥に関する豆知識などをご紹介します。

探鳥会について

A. 探鳥会とは、野鳥が好きな人たちが集まり、一緒に野鳥を観察する活動のことです。
経験豊富なリーダーやガイドの指導のもと、自然の中で野鳥を見つけたり、鳴き声を聞いたりすることができます。
探鳥会に参加することで、野鳥の見つけ方や野鳥の好む生息環境を知ることができ、一人で観察するときはどんな場所に行けばいいのかが分かります。
また、経験豊富な人と一緒に観察することで、野鳥との距離感や、野鳥観察をする際のルールやマナーについても学ぶことができます。
バードウォッチングに興味があり、観察を始めてみたい方は、まずは探鳥会に参加されることをオススメします。

A. 探鳥会は、次のような流れで進行します。

1. 集合   :指定された集合場所に集まります。
2. 挨拶と説明:リーダーが参加者に挨拶し、その日のコースや出現しそうな野鳥について説明します。
3. 野鳥の観察:コースを歩きながら野鳥の観察を行います。リーダーが野鳥の特徴や習性について解説してくれます。
4. 鳥合わせ :その日見られた野鳥の種類を確認します。鳥の種類を記入するメモ帳があると便利です。
5. 解散

A. 主催者や探鳥会ごとに異なります。
申し込みが必要ない場合もありますが、万が一の事故やケガ等に備えて保険に加入することあるため、申し込みが必要な探鳥会が多いです。
申し込みについては、探鳥会の案内やチラシをご確認ください。

A. 探鳥会では基本的に双眼鏡の貸出しを行っているため、お持ちでなくても結構です。
ただし数量に限りがありますので、双眼鏡をお持ちの方はできるだけご持参ください。

A. 当日の天気があまりに荒れているようであれば中止することが多いです。
中止の場合は主催者から中止の連絡がきます。
不明な場合は、主催者にお問い合わせください。

A. 探鳥会によって異なりますが、一般的に参加費は無料です。
長岡野鳥の会が主催・共催する探鳥会についても、すべて無料となっております。

バードウォッチングについて

A. まずは身近な公園や河川敷などへ行き、鳥を探しましょう。
野鳥はたいてい遠いところにいるので、簡単なオペラグラスなどの双眼鏡があると便利です。
最初は野鳥の名前が分からないので、図鑑を用意しておくと、すぐに調べられます。

「どんな場所にどんな野鳥が来るの?」「季節によって見られる野鳥が違う?」
手っ取り早く知りたい方は、野鳥の会が開催している「探鳥会」への参加をおすすめします。
経験豊富な方たちから、鳥の知識や観察ポイントを教えてもらうことができます。
また、長岡野鳥の会では備品としてコーワの8倍の双眼鏡(BDⅡ32-8XD)を用意しています。
実際に使ってみて双眼鏡選びの参考にしていただくこともできます。

A. 動きやすい服装・歩きやすい格好で結構です。
また、夏は熱射病予防のために帽子の着用をお勧めします。冬は防寒対策を十分にしてお出かけください。

A. バードウォッチングに行かれる場合は、遊歩道や林道が整備された明るい林を選び、山の中にはできるだけ一人で行かないで、仲間と一緒に行かれるのが良いでしょう。

また、エサを撒いて野鳥をおびき寄せる行為や樹木を切るなどの行為は、野鳥の生息を脅かすこともあります。
とくに営巣中の野鳥への接近や撮影を行うと、野鳥に大きなストレスを与える恐れがありますので、ご遠慮ください。

A. 一般的なバードウォッチングには8倍から10倍程度の倍率がおすすめです。
倍率が高いほど遠くの鳥や細かい部分まで見ることができますが、視野の狭い森の中では倍率が低いほうが鳥を探しやすくなります。
対物レンズは光を取り込む役割を担っていますので、直径が大きいほど明るい映像が得られます。
通常30mmから42mm程度の対物レンズの大きさがバランスの取れた選択とされています。
ただし、対物レンズが大きいほど双眼鏡自体も大きくなり、重くなるため、持ち運びや使用の快適性も考慮する必要があります。
長岡野鳥の会では、備品としてコーワの8倍の双眼鏡(BDⅡ32-8XD)を用意しています。
市民探鳥会で実際に使ってみて、双眼鏡選びの参考にしていただくこともできます。

なお、双眼鏡に表示されている「8×30」等の文字は、倍率と対物レンズの直径を表しています。
「8×30」は、倍率8倍で、対物レンズの直径が30ミリメートルという意味です。

A. まずは身近な野鳥が掲載されている図鑑で、野鳥の特徴や見分け方、一般的な生態などがわかりやすく解説されているものが良いでしょう。
野鳥図鑑には写真を使用したものとイラストを使用したものがあります。
写真を使用した図鑑はより実物に近いイメージのため、初心者の方でも直感的に鳥の種類を識別しやすくなります。
一方、イラストを使用した図鑑は特徴の強調や統一性によって、鳥の形状や特徴の比較が容易になり、種類間の違いを理解しやすくなります。
どちらのタイプの図鑑が良いかは、個人の好みや使用目的によって異なりますので、実際に書店で手にとって比べてみることをオススメします。
(今はQRコードから野鳥の鳴き声や動画を見られる図鑑もあり、図鑑も日々進化しています。)
また、屋外での野鳥観察には、ポータブルな図鑑が便利です。
ポケットに入るサイズや軽量な図鑑を選ぶと、野鳥観察の際に簡単に持ち運べます。

A. 自分の身近にいる鳥10種をまず図鑑を見ながらしっかりと覚えることがコツです。
探鳥会に参加するのも良いでしょう。

野鳥豆知識

A. 渡り鳥とは、季節によって長距離を移動する習性をもった野鳥のことです。
「渡り」には大きく分けて次の3種類があります。

①「夏鳥」:繁殖するために春から初夏の頃に南の国から日本に渡来して、秋にまた南に去っていく渡り鳥です。
 例)ツバメ,オオルリ,キビタキ,カッコウ,サシバなど

②「冬鳥」:冬を越すために秋に北国から日本に渡来して、春にまた北国に去っていく渡り鳥です。
 ※日本ではシベリア方面から渡来するものが多いです。
 例)ツグミ,ジョウビタキ,オジロワシ,カモ類,ハクチョウ類など

③「旅鳥」:春や秋の一時期だけ、渡りの途中で日本に立ち寄る渡り鳥です。
 例)アジサシ,シギ,チドリなど

長岡野鳥の会について

A. 長岡野鳥の会では、一緒に楽しく自然観察ができる仲間をいつでも歓迎しています。
野鳥に詳しくない方でも、探鳥会などの活動を通して楽しく学べます。遠慮なくお申し出ください。
入会のご連絡は、事務局へお電話または長岡野鳥の会ホームページの専用ページよりお申込みいただけます。
※探鳥会参加の際にお申込みいただいても結構です。

《事務局連絡先》TEL:0258-46-0120
《ホームページ》入会案内へ