春の里山と野鳥の観察会レポート

野鳥観察会の様子
野鳥観察会の様子

ゴールデンウィークが終わって一週間、元の生活の勘を取り戻すのに苦労している方もおられると思います。

 

そんな中の5月15日(日)、長岡市小国町にある山口育英奨学会にて「春の里山と野鳥の観察会」が開催されました。

数日前までは雨予報だったのですが、当日はなんとか天候が回復し、曇り空ではありましたが、たまに太陽が覗いてくれました。

 

観察会はなかなかの盛況ぶりで、参加者は20名を超えていました。

多くの方に野鳥に興味を持っていただけるのは、嬉しいですね。

 


観察会の間、シジュウカラが何度か近くに来てくれたのですが、とにかく素早く動き回るので、観察するのが大変でした。

目の前にいた1羽のシジュウカラをよく見ると、幼虫をクチバシにくわえていました。

やはり獲物を探して動き回っていたのでしょうね。

幼虫をくわえるシジュウカラ
幼虫をくわえるシジュウカラ

遊歩道を歩いていると、上空を猛禽類の黒い影が通り過ぎましたが、木々の隙間からチラリと見える程度だったので何の鳥かまではわかりませんでした。

 

そのしばらく後、遠くの空をハチクマが飛んでいきました。

先ほど上空を通過した謎の鳥も、もしかするとハチクマだったのかもしれません。

遠い空を飛んでいくハチクマ
遠い空を飛んでいくハチクマ

観察会の終わりごろ、正面の木にサンショウクイが止まってくれました。

その木の近くには大量の羽虫が飛んでいたので、その羽虫を目当てに飛んできたのでしょうか?

 

サンショウクイは上空を通り過ぎるだけのことが多く、なかなか止まっている姿を見ることができないので、今回は幸運でした。

(写真の黒っぽい点は羽虫です)

木の枝に止まるサンショウクイ
木の枝に止まるサンショウクイ

観察会終了後、別館(山びこ館)にて懇談会が開かれました。

懇談会では、参加者からの質疑応答のほか、講師の先生より、野鳥にまつわる面白いお話しをしていただきました。

 

今回の野鳥観察会では、常連のオオルリやキビタキの姿を見ることはできなかったのですが、代わりにハチクマを観察できたのは大きな収穫でした。

野鳥のハイシーズンとも言えるこの時期、ぜひ皆さんも身近な野鳥を観察してみてください。

 

山口育英奨学会の野鳥観察会は、次回は11月の下旬に開催されます。

よろしければご参加ください。

 

懇談会の様子
懇談会の様子

 

【参加者】23名

 

【観察した鳥】

アオサギ、カルガモ、ハチクマ、サシバ、ノスリ、ツツドリ、コゲラ、ツバメ、キセキレイ、サンショウクイ、ヒヨドリ、クロツグミ、ウグイス、オオヨシキリ、キビタキ、オオルリ、コサメビタキ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、イカル、ホオジロ、カワラヒワ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス

 計27種