市民探鳥会レポート(7月)

7月9日(土)に、巴ケ丘自然公園にて市民探鳥会が開催されました。

最近は天気が良い日が続き、探鳥がしやすいのが有り難いです。

でもその反面、日中は暑いので、熱中症には気を付けないといけませんね。

 

探鳥会開始後、まず越路体育館の屋根に2羽止まっていたハシボソガラスを観察しました。

辺りはまだあまり明るくないので良く見えませんでしたが、比較的若いカラスのようでした。

屋根の上のカラス
屋根の上のカラス

コサメビタキ成鳥
コサメビタキ成鳥

その後、ハクセキレイやツバメ、スズメなどが続々と現れ、そしてコサメビタキの幼鳥と成鳥が出てきてくれました。

 

特に成鳥の方はサービスが良く、羽繕いなどをしながら参加者の近くに10分ほど留まってくれました。

なんとも落ち着いたものです。

 

公園や体育館の近くということもあり、人間を見慣れているのかもしれません。

 


コサメビタキの羽繕い
コサメビタキの羽繕い

その後も、まだ公園に入る前だというのに次々と新しい鳥が現れて、我々を楽しませてくれました。

 

スタート地点の駐車場に30分以上いるのは初めてのことだと思います。

 

公園内の林道を進んでいくと、林の中からキビタキの鳴き声が聞こえました。

でも「ピリィ」という鳴き声だけで、さえずりを聞くことは叶いませんでした。

やはりこの時期になると、飛来してきた春に比べて、さえずりはずっと少なくなるようですね。


上空をツバメが舞う中、公園内を廻り、農耕地のある丘の上まで出ました。

 

そこでは、アオサギが木の先端に立って、真っ直ぐになっていました。

 

羽繕いでしょうか?

それとも擬態なのでしょうか?

擬態だとするとあまりにもバレバレですが・・・。

真っ直ぐに立つアオサギ
真っ直ぐに立つアオサギ

電線に止まるツバメ
電線に止まるツバメ

イカルやヒバリ、カワラヒワなどを観察しながらしばらく進むと、2羽のツバメが飛んで来て、近くの電線に止まってくれました。

 

1羽はすぐに飛び去ってしまったのですが、もう1羽はじっとしていてくれたので、ゆっくりと観察することができました。


探鳥会の最後に、鳥合わせ(当日出現した野鳥の確認)を行いましたが、その最中にヤマガラとシジュウカラの幼鳥が現れ、近くの木の枝を動き回っていました。

 

写真はヤマガラの幼鳥です。

まだ色が淡いですが、脇腹のあたりがオレンジ色に色付いて来ていますね。

水浴びをしたのか、羽がボサボサになっていました。

 

この時期は夏鳥たちのさえずりが少なくなって少し寂しくなりますが、代わりに幼鳥たちが可愛い姿を見せてくれます。

このまま元気に育っていってほしいものですね。 

 

ヤマガラ幼鳥
ヤマガラ幼鳥

次回の市民探鳥会は、8月13日(土)に開催されます。

ご興味のある方は、ぜひご参加ください!

 

※探鳥会について、くわしくはこちらをご確認ください。

 

【出現種】

 ハシボソガラス、アオサギ、イカル、ヒヨドリ、ホオジロ、ツバメ、スズメ、コゲラ、ハシブトガラス、カワラヒワ、ダイサギ、セグロセキレイ、コサメビタキ、ハクセキレイ、キセキレイ、シジュウカラ、キビタキ、ウグイス、ドバト、ヒバリ、ヤマガラ、メジロ 22種類

  

(H.T.)