9月10日(土)、長岡市越路地区の巴ヶ丘自然公園にて9月の市民探鳥会が開催されました。
夏の間は朝6時集合でしたが、今月から朝8時集合です。朝に弱い私には助かるな、と思いましたが、9月上旬の8時はまだ暑い!
小鳥類の気配も少なめでした。
最初に、丘の上の開けた畑へ出ると、そこはそば畑。白い小さな花が咲いていました。
9月といえばタカの渡る季節。サシバかハチクマでも飛ばないかなぁ、、と空を見上げると、そば畑の上で1羽のタカが飛んでいます。
「サシバ!」と思いましたが、ちょっと感じが違います。先生方に確認し、「オオタカの若」ということが判明しました。
嬉しい出会いでした。
東屋で休憩中にも、上空をサシバ・ハチクマ・ノスリが連なって南西方面へと流れていく様子が確認できました。
いよいよタカの渡りシーズン突入といった雰囲気です。東南アジアまで遥か3,000kmを渡ってゆくタカたち。旅路の無事を祈りながら、渡りのロマンに思いを馳せる・・。
畑から林内に入ると、メジロやエナガがお出迎え。
散策路には写真のような鳥の巣が落ちていました。
ヒヨドリサイズの巣のようですが、この巣は一体誰の巣だったのでしょう?
参加者全員で、器用に作ってある巣を観察しました。カラマツやツタを上手に編み込んで、内側には少しクッション性のありそうな薄い葉が使われていました。
鳥たちは繁殖が終わって換羽をする季節、この日は学芸員の鳥居さんが落ちている羽をいくつか拾ってくれたので、鳥の羽の説明を聞いたりして楽しい時間を過ごしました。
まだもう少し残暑が厳しそうですが、暑い中でもカラ類は小さな混群で木々を飛び回り採食していました。
もう少ししたら暑さも和らぎそうです。来月はどんな野鳥に出会えるか楽しみです。
次回の市民探鳥会は、10月8日(土)に開催されます。ご興味のある方は、ぜひご参加ください!
※探鳥会について、くわしくはこちらをご確認ください。
【出現種】
ヒヨドリ・スズメ・ニュウナイスズメ・ノスリ・ハチクマ・オオタカ若・ドバト・キジバト・ハシブトガラス・ホオジロ・ツバメ・アオサギ・シジュウカラ・ヤマガラ・サシバ・メジロ・エナガ・トビ・イカル・コサメビタキ 計20種
(参加者17名)
(KAZUE KANAI)