市民探鳥会レポート(10月)

探鳥会開始前の青空
探鳥会開始前の青空

10月8日(土)、長岡市越路の巴ケ丘自然公園にて市民探鳥会が開催されました。

 

今回は、長岡市の天気予報に雨マークがついていて、開催が危ぶまれた探鳥会でした。

そのためか、参加者数も十数人と控えめでした。

 

しかし予想に反して、幸運にも探鳥会が始まる頃には、日差しが眩しいくらいに良く晴れ、ほど良い探鳥日和になりました。


公園脇の道を進んでいくと、周りの木々からエナガやヤマガラ達の鳴き声が聞こえましたが、チョロチョロ動く姿は見えるものの、すぐに葉の陰に隠れてしまい、まともに観察することはできませんでした。

 

さらにコサメビタキも現れたのですが、こちらも葉の陰に入ったため、ほとんどの人は観察できませんでした。

 

現在は木々の葉が茂っていて小鳥の観察は困難ですが、来月になれば落葉が始まり、もっと観察しやすくなると思います。

 

もう少しの辛抱ですね。

鳥たちの鳴き声が聞こえる木々
鳥たちの鳴き声が聞こえる木々

遠くの木に止まったヒヨドリ
遠くの木に止まったヒヨドリ

その後、坂道を上り、農耕地のある丘の上まで移動しました。

 

前回の市民探鳥会ではタカ類で賑わっていた丘の上でも、今回は鳥の姿がほとんどありませんでした。

電線にも1羽も鳥が止まっていません!

 

遠くの鉄塔にハシブトガラスが2羽と、遠くの木にヒヨドリが止まったくらいでした。


キセキレイ
キセキレイ

丘の上での周囲を観察していると、一行の前をキセキレイが「チチッ、チチッ」と鳴きながら通過してくれました。

 

でも残念ながら、キセキレイはそのまま飛び去ってしまい、ほとんど姿を見ることができませんでした。

 

(そのとき観察できなかった皆さんのためにも、別の日に撮ったキセキレイの写真を載せておきます)


公園の中に戻って林の中を進むと、周りにエナガ、シジュウカラ、ヤマガラがいたのですが、やはり鳴きながらせわしなく動き回るだけで、なかなかゆっくりと観察できませんでした。

 

そのほか、園路でウグイスの地鳴きも聞こえました。

春の「ホーホケキョ」のさえずりのイメージが強く、春にしかいない鳥にも思えるのですが、一年中身近にいるのですね。

ちなみに、ウグイスはやぶの中にいたので、姿を見ることは叶いませんでした。

低木に止まったヤマガラ
低木に止まったヤマガラ

今回の探鳥会は、いつもと比べると、数が少ないのか警戒心が強いのか、近くに来てくれる野鳥があまりいませんでした。

探鳥会前に雨が降っていたことも影響しているのかもしれません。

 

でも結局、探鳥会の最後まで天気がもってくれたのはありがたかったです。

しかも、探鳥会が終わった頃に雨が降り始めました。

まるで探鳥会が終わるのを待っていてくれたかのようです。

 

今回の探鳥会では、観察できた野鳥は少なかったものの、穏やかな陽気の中で楽しく探鳥ができたのではないかと思います。

 

参加された皆様、ありがとうございました!

 

次回の市民探鳥会は、11月12日(土)に開催されます。

ご興味のある方は、次回もぜひご参加ください!

 

※探鳥会について、くわしくはこちらをご確認ください。

 

【出現種】

エナガ、コサメビタキ、ヤマガラ、ツバメ、ハシブトガラス、キセキレイ、ヒヨドリ、ハシボソガラス、ウグイス、

シジュウカラ 計10種

  

(H.T.)