5月13日(土)、長岡市の信濃川左岸にて市民探鳥会が開催されました。
市民探鳥会は4月が雨天で中止になってしまったので、今回が今年度初開催です。
当日は天気に恵まれ、ゆっくりと探鳥を楽しむことができました。
少し前までは静かな河原だったのに、今ではすっかり賑やかになっていました。
砂利道を歩いて川まで行くと、イソシギが2羽、川を上流に向かって飛んでいきました。
市民探鳥会では、イソシギは観察する機会が少ない鳥なので、運が良かったです。
そのあと一瞬ですが、カワセミも目の前を横切ってくれました。
河川敷に出るカワセミは死角に止まることが多く、なかなかじっくり観察できないのがつらいところです。
道中、聞きなれない鳴き声に上を見上げると、コサメビタキが木の枝に止まってさえずっていました。
コサメビタキは、白と灰色のかわいい小鳥です。
どちらかというと山の林地に多い鳥なので、河川敷に出てくることは珍しいです。
遠くのキリの木にはオナガが2羽止まっていたので、皆で観察していたのですが、そこにカラスが現れ、オナガのすぐ近くに止まりました。
突然の登場に驚いたのか、残念なことにオナガは逃げて行ってしまいました。
さらに少し歩いて行くと、オオヨシキリが近くのヨシに止まって、元気にさえずっていました。
その後、頭上を通り過ぎるカッコウ、遠くの木の枝に止まったハヤブサや、比較的珍しいコムクドリなども出てきてくれました。
市民探鳥会は久しぶりの開催でしたが、春の穏やかな気候の中、たくさんの野鳥と出会うことができて、とても楽しい探鳥会でした。
次回の市民探鳥会は、6月10日(土)です。
ご興味のある方は、ぜひご参加ください!
【出現種】
ホオジロ、シジュウカラ、ツバメ、オオヨシキリ、アオサギ、ハシブトガラス、キジ、カッコウ、ハシボソガラス、ムクドリ、モズ、ヒヨドリ、ヒバリ、キジバト、カワウ、カワセミ、コチドリ、イソシギ、ダイサギ、カルガモ、トビ、オナガ、コサメビタキ、ハクセキレイ、アオジ、ハヤブサ、コムクドリ、カワラヒワ、スズメ、セグロセキレイ 計30種
(H.T.)