市民探鳥会レポート(8月)

8月12日(土)午前6時~、長岡市の信濃川左岸にて市民探鳥会が開催されました。

 

当日は早朝から厳しい暑さでしたが、大勢の方が参加してくれました。

 

野鳥の繁殖もひとまず落ち着き、河川敷はだいぶ静かになっていました。

 

6月開催時にはあれだけ鳴いていたオオヨシキリも今日は静まり返っています。

ハヤブサ
ハヤブサ

堤防から河川まで向かう道中でハシボソガラスの群れを観察していたところ、ハヤブサに出会いました。

 

ハヤブサといえば猛スピードで小鳥たちを狩る名ハンターのイメージがあります。

 

しかし、最初から狩りが上手というわけではなく、カラスなどの大きな鳥類から小鳥まで様々な鳥類で狩りに挑戦し、狩りやすい獲物や狩場を学び名ハンターへと成長していくそうです。

ホオジロ
ホオジロ

川沿いの道を散策していたところ、カワウやツバメが飛び去って行く中、オニグルミの枝先でホオジロがさえずっていました。

 

個人的にはホオジロは夏が良く似合う野鳥だと思っていて、この日もお腹のオレンジ色と夏の緑のコントラストがとても綺麗でした。

 

そして暑さに負けずにさえずる姿に元気をもらいました。

カワラヒワ
カワラヒワ

その後も周辺を散策しましたが、さすがにこの暑さで鳥たちもなかなか姿を見せてくれません。

 

そんな中、カワラヒワ、ゴマギの実を食べるコムクドリ、チョウゲンボウが姿を見せてくれました。

 

飛び去って行くコムクドリのシルエットや鳴き声を聞くと、想像以上にムクドリにそっくりなことに気づかされます。

 

逆光での見分けが意外と難しいと思うのは私だけでしょうか…

チョウゲンボウ
チョウゲンボウ

チョウゲンボウは獲物を探しているようで、少し移動してはホバリングを繰り返していました。

 

急旋回しながら獲物を狩るハヤブサと、ホバリングしながら獲物を探すチョウゲンボウの姿が対照的で、生態の違いを知ることができました。

夏の日差しが厳しい中での市民探鳥会でしたが、多くの野鳥と出会うことができ、とても楽しい探鳥会でした。

 

次回の市民探鳥会は、9月9日(土) 8:00~です。

(開催時間が6:00から8:00に変更されています。ご注意ください。)

 

ご興味のある方は、ぜひご参加ください! 

 

 

【出現種】

ハシブトガラス・キジ・ムクドリ・モズ、ダイサギ・ハシボソガラス・ハヤブサ・ホオジロ・チョウゲンボウ・ウグイス・コムクドリ・キジバト・カワウ・カワラヒワ・ツバメ・スズメ・アオサギ・ヒヨドリ・イカル 【計19種】

 

(HIRO)