市民探鳥会レポート(4月)うまみち森林公園

集合場所は桜が満開!
集合場所は桜が満開!

4月13日(土)、長岡市のうまみち森林公園にて今年度初の市民探鳥会が開催されました。

 

コロナ禍も明け、気持ちのいいお天気で、参加者数も総勢36名と盛況でした!

 

集合地点にてウグイスの通る声をBGMに、ホオジロや飛んでいくサシバを観察しました。サシバは中くらいの大きさのタカで、夏鳥です。今年も繁殖のため東南アジアから日本に帰ってきました!

 

今回のコースは坂の下の駐車場から歩いて、途中休憩しながら、上のキャンプ場を回って戻ってくる往復約3kmのコースです。

桜も満開の中、皆でゆっくりと歩きながら探鳥を開始しました。

レモンイエローが鮮やかなオスのマヒワ
レモンイエローが鮮やかなオスのマヒワ

昨年度の市民探鳥会は信濃川の河川敷でしたが、今年は打って変わって山の探鳥会。見られる鳥の種類も変わり楽しいです。

 

カワラヒワやヒヨドリがたくさん飛んでは木に止まったりするのを横目に見つつ、杉の木に小群でやってきた小鳥を見ると・・マヒワ!

 

マヒワは日本で越冬する冬鳥です。春になってもまだ冬鳥が見られるのは嬉しいですね。でも、そろそろ見納めかな?スギの実の中にある種子をついばんで食べていました。

鳥の声が響く散策路では、キツツキの「タラララララ・・・」というドラミングの音が響いてきました。

 

ずっと同じ場所から聞こえ続け、探した先にいたのはアオゲラでした。少し逆光の中でしたが、皆でゆっくりとアオゲラのドラミングを見ることが出来ました(キツツキのドラミングをスコープで見ることはあまりないので貴重な機会でした!)。

 

このアオゲラは頭が赤いのでオス。繁殖期に入り、自身のなわばりを懸命に主張していました。

交差したくちばしが特徴的なイスカ
交差したくちばしが特徴的なイスカ

そして先頭集団にいた方が、なんとイスカを見つけました!

 

私が見た時はすでに鳴きながら飛んでいくところでしたが、市民探鳥会でイスカが出るなんて・・・今シーズンはイスカの当たり年だったとはいえ素晴らし過ぎます笑。

 

オス・メス合わせて7〜8羽ほどの群れでした。後続の人が見られなかったのだけが残念です。

 

イスカも冬鳥。これから繁殖地である北に帰ります。

メジロ、花にくちばしを突っ込む
メジロ、花にくちばしを突っ込む

頂上の広場では今まさに桜が見頃!図らずもお花見バードウォッチングが楽しめました。

 

桜の蜜を舐めにくるメジロをゆっくり観察。私は「桜にメジロ」の写真を撮りたいのですが、動きの速いメジロに四苦八苦してうまく撮れずじまいでした・・。

 

(今日のブログの写真はすべてTさん・Wさんからお借りしました)

 

花見も楽しみつつ、復路に着きました。

ということで、今回は留鳥・夏鳥・冬鳥が楽しめる見どころの多い探鳥会でした。

ご参加くださった皆様、ありがとうございました。

 

次回の市民探鳥会は5月11日(土) 6:00〜9:00です。

きっと5月は夏鳥そろいぶみでしょう。次回もお待ちしております!

 

問い合わせ先:長岡市立科学博物館(TEL 0258ー32-0546)

 

また、春〜初夏シーズンは市民探鳥会の他にも、いろいろな場所で探鳥会が開催されています。

詳しくはこちらのページをご覧ください。

探鳥会情報

 

 

【出現種】カケス・ウグイス・メジロ・シジュウカラ・スズメ・ホオジロ・アオバト・ダイサギ・セグロセキレイ・サシバ・ウソ・カワラヒワ・ヒヨドリ・マヒワ・クロツグミ・ヤマガラ・トビ・ノスリ・コゲラ・アオゲラ・ヤブサメ・イスカ・イカル・ヒガラ・ハシボソガラス・ハシブトガラス・ハクセキレイ・キジバト・エナガ・アトリ【計30種】

 

(KAZUE KANAI)


【参加者の皆様へ】

 

駐車場の出入り口が2ヶ所ありましたが、こちら側の出口は段差になっており、車の下部が段差にぶつかるため、出入りの際は速度を落として慎重に通るか、もう片方の出口をご利用ください。

 

また、参加者が多い場合は間隔を詰めての駐車にご協力をお願いします。